魅せた!ブルーインパルス(パラ編)

オリンピック開会式に続き、パラリンピック開会式でも航空自衛隊第4航空団第11飛行隊、通称ブルーインパルスの展示飛行が行われることになりました。オリンピックの際は東京都庁裏手の新宿中央公園にて、都庁上空をカラースモークを曳いてのフライパスや五輪マークの撮影に成功しましたが、今回事前に発表された飛行ルートは前回と微妙に異なるため、得られた情報はクリアして、新たに作戦を練ることに。

 予行は日曜日にも関わらず休日出勤のため参加できませんでしたが、参加した方々の写真や動画を分析すると、原宿や渋谷方面が良さそうでした。全ての飛行シーンを追える渋谷スカイ展望台の前売り券は早々に売り切れていましたので、とりあえず11時に東急プラザ17階のシブニワへ。観覧目的の方がすでに一人いらっしゃって、国立競技場や新宿ビル群を一望できる素晴らしい視界でしたが、警備員さんからスマフォ以外撮影禁止と言われたのでトイレだけ借りて退散。ちなみに次にトイレに行けたのは、深夜零時の拝島駅!日中は湿度が高く常に発汗状態だったので我慢できないほどの尿意には至りませんでしたが、都会はコンビニにトイレがなかったり雑居ビルでも施錠されていたりと、なかなか世知辛いトイレ事情ではあります。

 さて本命の撮影スポットは、渋谷駅ハチ公前広場。スクランブル交差点から撮影した、パラリンピックシンボルのスリーアギトスをモチーフにしたライトエシュロンローパスの動画が印象に残っていたので、適当な場所が見つからなければここで撮ろうと決めておりました。通過予定時刻の14:00まで2時間以上あり、カメラを抱えた方が一人ポツンと佇んでいるのみでしたが、ここからまた動いてランチスポットを探すのも面倒だったので、隣に陣取り撮影方法を検討します。小道具の目玉として用意したのが、パラリンピックマスコットキャラクター「ソメイティ」のフルアクションプラモデル。定価¥1980ですが転売屋の介入で高騰しており、私もやや無理して購入しました。その代わりメルカリで、ブルーインパルスのパイロットスーツを着ているクマのぬいぐるみを¥500でゲットできたので、クマから脱がせてソメイティへ着せ替え。両者の寸法などを事前にリサーチした上での購入・カスタマイズ計画でしたが、ダブダブのスーツは背中からクリップでまとめて、台座を三脚から伸ばしたクランプにスマフォ用の雲台で固定するなど、幸運にもプロ並み?の撮影環境を構築することができました。

 あとは被写界深度(ピントが合う範囲)にどう折り合いを付けるか。レンズから20cmの距離のフィギュアと数キロ先のブルーインパルス、どちらにもピントを合わせるパンフォーカス撮影が必要でしたが、GR3の絞りをMAXのf16に設定し、かつ感度を上げてシャッタースピードを稼ぎます。あとは飛行機がフレームインしたタイミングで連写を想定。計画では予定時刻にGoProを回し、視界に入ったら望遠一眼レフで接写、構図が決まったらGR3と広角一眼レフで撮影というイメージでしたが、フレームインしたのは20分遅れで、すでにエシュロン隊形(斜め一列)からのブレイク(散開)が始まっていたので望遠を諦めつつ、GR3のシャッターボタンを押したまま首を回し、ヘッドバンドに装着したGoProで動画撮影。機体が見切れたところで望遠で狙いましたが、いまいち迫力に欠けました。結局広角一眼レフを使う余裕はありませんでしたが、ソメイティの写真は構想通りに撮ることができて大興奮!すぐスマフォに飛ばしてLightroomアプリで現像、Twitterに投稿した後、10分後に訪れたデルタローパスをしっかり望遠で捉えて、めでたくミッション・コンプリートとなりました。

 撮影前に共同通信社の女性記者からインタビューを受けたので、A4ノート1ページが埋まるくらい喋り倒しましたが、それが80文字ほどにまとめられて系列紙に載るとは思いもせず、翌日鹿児島の義母が南日本新聞で名前を見つけて写真を送ってきました。おそらく全国の地方紙をはじめ日経や産経新聞などにも載ったのではないかと思いますが、全国に散らばっている親類縁者、友人たちに思いがけず近況報告ができたので良かったです。その後原宿で、通りすがりに立ち寄ったファッションデザイナーNIGOさんプロデュースのCURRY UP!というお店でバターチキンカレーLサイズ¥1200を頂きつつ、歩いて新宿の国立競技場まで移動。警官がわんさか集まる厳戒態勢のなか国立競技場の正面に陣取り、開会式の花火を撮影しました。夕方4時から8時の花火を待ち、10:30に退去するまで計3回撮影。その間は現地で知り合った国家公務員、工学博士、医療技師の皆さんと喋りまくって、楽しいひとときを過ごしました。閉会式にまた集まる約束を交わし、帰宅は午前様となりましたが、大きな収穫を得られて大満足の休日でした。