降下訓練始め2023

第1空挺団降下訓練始めの予行演習は1月5日から毎日行われる予定と発表されたので、本番前日の土曜日も撮影に出かけるつもりであった。しかし駐屯地から発表された予定表によると土曜日は全体予行の予備日となっており、嫌な予感は的中、その筋から金曜の予行が上手くいったため、土曜日は完全休養になりそうと伝わってきたのである!教えて下さった友人のおかげで土曜日を無駄に過ごすことを避けられ、朝は横田基地に飛来したF/A-18Cホーネットを撮影し、そのまま茨城空港まで走って、クラウドファウンディングで再塗装されたF-4EJのイルミネーション撮影を楽しむことができたのである。改めて深く感謝したい。

 当日は朝7時ごろ到着し、まずは会場に近づきながらコインパーキング探し。習志野駅前で5台ほど空いていたが24時間で¥700とお手頃だったためサクッと駐車し準備していると、急きょ誘った幼稚園時代からの双子の友人が合流したので、30分ほど歩いて習志野演習場へ。木更津駐屯地から飛来したAH-1Sヒューイコブラの着陸を見守りながら、入場待ちの行列に並ぶ。検温と手荷物検査を終えてトイレ休憩を行い、さらに会場まで2kmのウォーキングへ。シャトルバスもあったがバスに乗れる頃には到着できそうであり、何より物々しい警備の演習場を歩くのは楽しい。キョロキョロ観察しつつ、まだ充分に見学ポイントが余っている台地に到達できた。

 ただ途中で予想外の車輌を発見してしまい、彼らが出張るとなるとこの位置では立ち位置が良くないと判断して、再度最奥部を目指してポジション変更を試みた挙句、間違えて招待者席に入ってしまったり、戻ったら戻ったで観覧場所がなくなって相当に慌ててしまった。結局私は狭い通路の四列目から踏み台を使ってなんとか俯瞰視界を確保し、友人に至っては上空しか見学できない事態に。自分の判断ミスで半分しか展示を見せることができなくなり、撮影にも力が入る。友人が満足してくれるような写真を結果的には撮れたのであるが、改めて私は、いろんな仲間の協力に支えられていることを痛感した。

 流れとしては陸上自衛隊木更津駐屯地所属の第一ヘリコプター団UH-1Jを始め、CH-47、航空自衛隊のC-2、C-130輸送機、アメリカ空軍横田基地のC-130輸送機などから習志野基地第一空挺団、アメリカ陸軍、イギリス陸軍、オーストラリア陸軍の空挺隊員が自由落下または制御可能なパラシュートで降下し、海上自衛隊のP-3C、陸上自衛隊のLR-2航過飛行や陸上自衛隊の離島奪還演習と続く。てっきり展示はパラシュート降下のみと思っていたが、浜田靖一防衛大臣観閲のもと本年の陸上自衛隊の活動をアピールするのに相応しい派手な内容で、教育部隊から借りてきた74式、10式戦車、89式装甲戦闘車に16式機動戦闘車、水陸両用AAV7、12式地対艦誘導弾など車輌の機動展示が充実!特に西日本でしか見られない事が多い74式戦車を撮ることは今年の目標であったが、まさか撮り初めで叶うとは幸先が良い。退役を控えた戦闘ヘリコプターAH-1Sコブラの火力支援も圧巻であった。

 終わってみれば富士総合火力演習に近い迫力ある模擬戦を俯瞰で堪能できる神イベントで、2名のフォロワーさんにもお会いでき、気分良く会場を後に。亀有まで友人を送る途中船橋で牛角ビュッフェ焼肉食べ放題の感想戦を実施したが、1時間あまり無言で各自肉と闘う荒ぶり様を見せつけた。アラフィフなんのその?

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