横田基地日米友好祭2024day1

今年も横田基地の日米友好祭がやって来た。幸い社宅から徒歩圏内のため特段気合いを入れる必要はないのだが、昨年は望遠レンズが折れるなど色々トラブルに遭ったので慎重に取り組むべく、準備万端を確認し自宅を朝6時に出発。06:30拝島列到着時は第5ゲートより400m地点で、昨年より100mも後ろになってしまった。少し遅れて電車勢のフォロワーさん達が到着し、SNSに待機場所をアップしてくれたため挨拶へ。昨年と同じであれば9時の開門よりも早く列圧縮や手荷物検査が始まると予想し、ファミマで買ったファミチキタルタルバーガー(チキンタッタに迫る美味さ)を食べながら待っていると、08:30に敷地内へ入ることができた。手荷物検査も無難に通過するとご当地ゆるキャラに混じって横田基地司令のアンドリュー・ラダン大佐と空自司令の石井1佐とお会いしたため、昨年と同じように記念撮影をお願いする。

 「Have a nice day!」というお言葉に見送られて一目散に会場左奥を目指したのだが、今回の目玉は12年ぶりに展示された世界最強のステルス戦闘機F-22ラプター!嘉手納ではデモフライトを実施してくれたそうだが横田では飛びそうにないためいつでも撮れると判断し、まずは先日遭難したCV-22オスプレイの見学。コックピット背後のドアから搭乗すると、複雑な機構を隠さない有機的な作りが予期しないトラブルを招いたことに思いを巡らせつつ、お尻のハッチから降機。出口で装備品の展示があったのだが、それよりもとある存在に目が釘付けになり、思わず画角を広めに切り取ってしまう。Xへの投稿が実に15万インプレッションを叩き出し、界隈の潜在的興味を浮き彫りにした。とは言え本来このような投稿は好みではない、というか画像は大変好みであるが嗜好で釣るような卑怯な真似はカッコ悪いため以後は極力慎みたいなど言い訳がましくモゴモゴと諌めつつ、次に嘉手納基地へローテーション配備されているF-16Cハブグラス塗装機のコックピット見学へ。流石に座らせては貰えなかったが、パイロットと同じ目線に立てるという特殊性はこの上ない優越感を味わえた。

 飛行展示は第一空挺団のパラシュート降下に加えて、三沢基地所属のF-16バイパーデモチームによる航過飛行。おそらく首都上空はアクロバット飛行が禁止されているらしいので機動飛行ではなかったが、尾翼にイタチのイラストが描かれた特別塗装機と随伴機が二機でフォーメーションフライトを実施!しかも十数回フライパスしてくれて撮り放題であった。三沢でもお目にかかれない貴重な体験は翌日予定していた静浜航空祭をキャンセルさせる動機に繋がり、横田連チャンを決定付けた。

 そして初めて撮影したラプターはやはり極めて特殊な構造で、細部に至るまで究極のテクノロジーの塊と感じ興味が尽きない。以前は見学すら禁止されていた排気ノズルも撮り放題で、多くのモデラーがよだれを垂らした事だろう。日差しが強くなりKC-135Rストラトタンカーの屋根の下でおやつを食べながら休憩し、最後に米軍UH-1Nツインヒューイのデモフライトを見てこの日は撤収。合流したフォロワーさんと福生の老舗ピザ屋ニコラでミックスピザとクリームソーダを頂いた。混んでるかと思いきや夕方とあって通常の土日よりも閑散としており、空調の効いたシックな空間で極上の感想戦に浸ることができた。今日は18時には帰宅できたため、明日に備えて早めに休む事にしたい。