岩国フレンドシップデー2024前日予行

岩国フレンドシップデーは、米海兵隊と海上自衛隊、岩国錦帯橋空港が一体となった広大な敷地で行われる日本最大級のオープンベース!鹿児島に住んでいた私には事実上バスツアーで行ける最も遠い基地だったが、特に垂直離着陸可能なAV-8BハリアーIIプラスの魅力に取り憑かれ、岩国を訪れるたびに機材をアップグレードさせたものである。読売旅行、阪急交通社、タビックスなどがバスツアーを組んでいたが、ブルーストークツアーがきちんとミリイベの特徴を理解していて臨機応変なルート取りなど神対応だったのが印象的。それでもブルーのウォークダウンが始まったらバスに向かわないと帰りの集合時刻に間に合わないという縛りに、何となく物寂しさを感じていた。東京から岩国は遠すぎて行かないだろうと思っていたが、毎回行っている横田や厚木、三沢と比べてもやはり岩国はダントツの日本一。昨年は広島サミットの影響で4月に開催され、大雨を耐え凌ぎながらも雨なりの岩国を満喫したものである。さて今年は5月5日開催に戻り、天候も問題なさそう。ただゴールデンウィークは仕事のトラブルや先の見えない重苦しさから、東京を引き払うために部屋の片付けでもしようかと思っていて、あまり前向きな気分ではなかった。加えて3月にローカル遠征しベンガルズを追いかけて惨敗したものの、その後横田でたっぷり迎撃できたし、自分の中では岩国熱は冷めてしまったものと思い込んでいたのである。心境の変化は横須賀で原子力空母ロナルド・レーガンに搭乗した事や、厚木の春祭りで艦載機のCVW5クルーと触れ合った事。もし岩国に行けたら撮れ高を稼いで、レーガン本をリリースできるのではないか?という野望が膨れ上がったため、趣味から仕事へと認識が切り替わった瞬間であった。

 一応5月3日の宿は押さえてあったが、決断できないままに2日東京発夜行バスの便が無くなってしまい、ホテルはキャンセル。3日と5日のバスについては度々在庫を確認していたが、ゴールデンウィークに入ってからも3日は広島まで¥8900、帰京は岩国発で¥15000とお手頃な便が残っていた。旅費3万くらいなら残業を増やせばペイできるし、行かなかったら後悔する内容かもしれない、そんな思いでとりあえず移動手段のみ確保。ホテルは昨年深夜2時チェックアウトで用を為さなかったので、別に野宿でいいやと割り切っていた。ゴールデンウィークに入り、早々に全国から岩国入りする好きモノ共から送られてくる眩しいほどのタイムラインが刺激的で、これはひょっとして勝ってしまったかもしれないと密かに期待しつつ、3日は部屋を片付けながら遠征に必要な道具を探して、時間ギリギリにバスタ新宿へ到着。四列シートの通路側で休憩の度に起きる必要があったが、何とか隣席に迷惑を掛けずに済んだ。深夜にパリンと音がして嫌な予感がしつつシートの下を携帯のライトで照らしたら、何とメガネのレンズが外れて落ちている!矯正が弱い右目側なので視力に支障はないもののカッコ悪いのは否めず、とりあえず糸をピンと張って再度取り付けてみた。ナイロールと呼ばれる金属フレームからテグスでレンズを吊る方法は、やはり紫外線や汗で劣化してテグスが伸びる可能性があり、定期的なメンテナンスの必要がある。結局帰りの東京駅まで問題なくメガネは使用できたが、駅地下のJINSで無償修理して頂いた。JINSのメガネは家族合わせて20本以上のヘビーユーザーなので感謝している。

 高速道路は祝日の混雑も特に影響せず、朝9時過ぎに広島駅へ到着。岩国行き電車には30分ほど余裕があったため、3月にも立ち寄った驛麺亭でかき揚げうどん¥510を頂く。天ぷらうどんより大きなかき揚げは汁に浸すと箸で持ち上がらないほど重く食べ応えがあった。トイレも済ませて乗車し、10:30に岩国到着。堤防まで歩くつもりだったが、ちょうど2人ほどタクシーに乗るところだったので「堤防行きなら割り勘で相乗りお願いできませんか?」と図々しくお願いすると快諾して頂き、わずか10分で堤防の先端まで移動する事ができた。ちょうどF-35Bのデモが終わって着陸したところだったが、先に到着していた友人からスペースを譲って頂き撮影体制に。ウイスキーパパさんの演技は終了していたが、先日偶然Xのスペースで会話した時に前日予行の堤防スペシャルに対してお礼を申し上げたら、予めエアボスに申請して空域を5分間だけ広げて貰ってると教えて頂いた。エアボスの指示が絶対ながら、ご存知の通り会場は携帯電話が通じないため、割と目の届く場所にいて直接スケジュール変更を確認しているそうな。当事者しか予定変更を知らないのは米軍あるあるらしい。

 さて、救急車が時折離脱者を運び出す堤防は満員御礼で、キャリーケースや自転車なら声をかけ続けないと通れないほど。熱射病の兆しがあったため日傘やアームカバーで紫外線を防御しつつ、頭上をパスしてくれた室屋さんのニコちゃんマークを愛でる。MAGTFのデモは会場内だと見えないと思われるヘリコプターの始動や海面からのポップアップなどを楽しめて大いに満足した。ファイティングベンガルズの色付きとF-35Bの共演も見事で、岩国スペシャルを決定付けて笑いが止まらない!さらにF/A-18ライノデモチームのフライトは異次元レベルで、完全にトップガンの世界。ウイスキーパパも2回目のフライトをサービスして下さり、ブルーインパルスも快晴で文句なしのSKC1区分。結局全ての予行を見ることができてしまった。風向きが変わってしまったのが残念だったが、F-15とT-5、アパッチのフライインを見届けて堤防を後にした。期待してた銭湯が休みなのを確認し、とりあえず恒例のホテルAZで¥990のディナービュッフェを頂く。マンゴーに加えてエビチリが食べ放題で興奮したが、感動で胸がいっぱいでお代わりする前に満腹になってしまう。実は食事中に話しかけて下さった方が僕のフォロワーさんで、その後色々と便宜を図って頂いた。最近何が嬉しいって、オンラインの友人がリアルな友人に変わる事!しかも同級生で意気投合しすっかり話し込んでしまったのだ。彼と2時間ほど語ってお別れすると、また別の方が話しかけてきて、どんだけ目立ちオーラやねんと吹きそうになったが、九州の大先輩が撮影した動画を見ながら閉店まで飛行機談義を楽しんだ。パッチのお土産まで頂いて有意義な晩だった。続きは来週〜