アメリカ海軍の厚木基地と海上自衛隊厚木航空基地が協力し、日米親善感謝デーと称した基地開放イベントが4月23日に行われましたが、参加者は隊員の家族や招待者限定のため一般客シャットアウト!ツテがない場合は外柵から指をくわえて眺めるだけでしたが、海兵隊岩国基地から空母艦載機が一斉に来訪し、前日から外柵もお祭り騒ぎの賑わいとなっていました。もちろん仕事があったので前日は見に行けず、当日は動きはないだろうと予測し横浜で写真展鑑賞。翌25日は午前中にモデルナワクチン接種を予約していたので、接種後は自宅で療養しておりました。何気なくTwitterで厚木の様子を検索してみると、どうやらこれから帰投がはじまるらしい。とは言えこれから天候は崩れ、急いでも90分はかかる場所なので「ないわ〜ないない」と潔く諦めた数秒後、食糧と機材を抱えて自宅を飛び出してしまいます。
ファイザー製より効果が高いと聞いていたモデルナワクチンですが、まさか普段は絶対に撮らない戦闘機の雨撮を即決させるとは!まさに熱に浮かされたに他なりませんが、基地が近づくに連れて離陸の轟音が鳴り渡り、まだ残ってるかドキドキしながらガラ空きの大和ゆとりの森駐車場へパーキング。前回のエレファントウォークでは数百名のマニアで埋め尽くされていたRunway01エンドも、今日は4〜5人の寂しさ!雨は小降りレベルだったので三脚に傘を括り付けて撮影態勢を確保。無線を聴きながら動きを待ちます。今日の管制は自衛隊が行っていて日本語式の発音で誘導していましたが、米軍のイライラが時折見られて面白い。寒さを堪えつつ2時間ほど待ってようやく動き始めたのが、空母艦載の早期警戒機E-2D。しかもド派手な特別塗装機で緩み切っていたテンションが爆上がり!先日空母エイブラハム・リンカーンへ林外相とラーム駐日米大使を送迎したNAVYのオスプレイも続き、プロペラの小気味良いサウンドに癒されます。
さらに時間を置いて二機づつ姿を現したのが、F/A-18F Super hornet VFA-102“Diamond backs”!現在はロービジ(低視認塗装)なので昔の派手なマーキングではありませんが、かつて厚木を代表したチームの離陸に間に合ったのは幸運。滑走路の最奥部まで来られると肉眼でもくっきり確認でき、アンチコ(Anti collision light:衝突防止灯)が光った瞬間の正面画像も撮れちゃいました。 その後ダムバスターズやシャドウホークス、ロイヤルメイスなど空母ロナルド・レーガンの艦載機が続き、似たようなホーネットがほぼ同じパターンで上がっていくので段々飽きてきたというか、寒さの方が気になりがちに(笑)なんとも贅沢なお見送りですが、幸いモデルナの副反応で微熱が続いていたため、Tシャツ一枚でも何とか凌げました。
一機だけお手振りしてくれてたり、着陸機もC-135やP-1などお迎えできたので、最悪ボウズで風邪だけ引くパターンも想定していただけに、まさに大漁、大勝利のお見送りでした。