アメリカ西海岸のサンディエゴ基地に所属するアメリカ級強襲揚陸艦LHA-7トリポリが、2022年5月に日本へ初寄港しました。F-35Bを満載しての入港で横須賀は再び賑わったみたいですが、空母よりは大したイベントではないと判断して撮りに行かなかったことを後悔しつつ、撮る機会のないまま6/3に出航。無念を晴らせないまま動向を注目していると、なんと佐世保に寄港のち再び横須賀へ戻ってくることが判明!入港日には行けないものの、土曜日にとりあえず見に行くことを決意しました。
前回のロナルドレーガン出航時は脚立の密林だった安針台公園は、朝7時に着くと無人で拍子抜け。脚立に居座り独占撮影を堪能します。今回はF-35Bに加えMH-60やオスプレイなども搭載し、まるで将来のいずも型を見ているよう。甲板には大勢の乗組員が集まり、何やら集会でもやっている模様でした。持参したお弁当を食べて機材を準備し、昨日予約しておいた1ヶ月ぶりのYOKOSUKA軍港めぐりに乗船するため、コースカベイサイドの駐車場へ。屋上だと一日¥1200だったので、この辺りでコインパーキング探していたのがアホみたいだなぁと反省しつつ、朝08:10に軍港めぐりのロビーへ到着。すでに数名の列ができていて、どんだけトリポリ好きなんだろと呆れつつチケットを購入。そのまま乗船待ちの列に並び、出発時には船体後部右角の撮影VIP席を確保できました。
今日は潜水艦の当たり日で10隻近くの潜水艦を確認できたのですが、トリポリ以外はほぼ無視(笑)そのトリポリも遊覧船の速度が早すぎてレンズ交換が追いつかず微妙な撮れ高になりましたが、真正面を撮れたことが幸いでした。F-35Bは潜水艦以外全て攻撃対象の兵装を持つそうなので、海兵隊の航空支援としては力強い味方ですね。名前が明らかに侵略目的っぽいですが、海上自衛隊が多用途揚陸艦みたいな名前で開発したら皮肉が効いています。なおアメリカ級はワスプ級からウェルドックと呼ばれる、船内と汽水域を水平に保つ装備を撤廃したため運用が制限され、以後はウェルドックを備えたフライト1と呼ばれるLHA-8ブーゲンビルを建造中とのこと。
軍港めぐりの後は家族へお土産を買うため、どぶ板通りと横須賀中央駅商店街を徘徊。以前見つけた輸入雑貨屋が臨時休業だったので自分用のパッチ2個買ったきりでしたが、あまりの湿気と熱気で今年初の熱中症っぽいふらつきを覚え、久しぶりに日乃屋カレーのチキン南蛮¥890大盛を頂きました。駅付近の街並みは賑やかで、歩くだけでも楽しくなりますね。なおトリポリは6月22日午前中、緊急処置を終えて訓練に合流すべく横須賀を出航しました。