海イベ三昧レポート!(前編)

横須賀に護衛艦が集結していると知り、遠征計画を立案しました。電車だと片道¥1500で2時間、車だと70km2時間半の道のりでしたが、最初の目的地に脚立が必要とあったのでドライブがてら自走することに。朝9時に出発して八王子、町田、横浜、磯子と国道16号を南下し、昼前に安針台公園に到着。閑静な住宅街にあるこの場所は知る人ぞ知る、海上自衛隊横須賀総監部を真上から俯瞰できる絶景スポットで、左奥の沖にアンカーを下ろしている横須賀のヌシ、海上自衛隊最大の護衛艦DDH-183いずもと、呉基地所属でいずもの桟橋を占拠している右端のいずも型二番艦DDH-184かがを同じ画角で撮影できる激レアスポットと化していたため、次々にカメラマンが訪れました。蒸し暑く青空の広がる梅雨の晴れ間で、晴れ男伝説も健在です。

 他にも艦艇を俯瞰できる場所があるみたいでしたが、一方通行だらけの市街地を徘徊したものの独力では探しきれず、2年前の横浜御苗場で知り合った艦艇マニアの友人に助言を請うことに。久しぶりのやりとりにも関わらず夕方から案内して頂けることになったので、まずは三笠公園前のパーキング(6時間¥900)に車を置いて、三笠と東郷平八郎像を撮影。徒歩でアメリカ海軍横須賀基地を通り過ぎ、改装された汐入駅前のイオンに14:00前に到着。とりあえずフードコートで水をがぶ飲みしてから、ランチの時間を確保するため、あえて一時間後のYOKOSUKA軍港めぐり15:00便チケットを購入しました。

 呉や横須賀に来たらだいたい海軍カレーと決めていますが、今日はイオン1Fのカレー店で横須賀海軍カレーを頂くことに。ビュッフェ形式で90分食べ放題¥1980税込という、半年に一回ほどしか出せない高額ランチではありましたが、4種類のカレーや空自空揚げの食べ比べ、ソフトクリームやドリンクも付いて値段相応の品質だったので大いに満足。特に掃海艦はちじょうレシピのポークカレーが絶品でしたが、おかわりする余裕もないまま30分ほどで退出し、軍港めぐりの発着所へ。既に30名ほど並んでおり、わざと一便ずらした意味がありませんでしたが、何も食べずに乗船して夕方はお店が閉まっているという状況は避けたかったので、素直に列に並びます。

 眺めの良い2階オープンデッキはほぼ満員の盛況でしたが、私もこのツアーは四度目なので、スルスルと一番見晴らしの良い最後尾を確保。久しぶりの一斉休暇だったのか、ヘリ空母のかがに沖合のいずも、イージス艦のまやにきりしま、汎用護衛艦のたかなみなどほとんどの艦種が勢揃い!潜水艦もそうりゅう型とおやしお型が6隻見られて、うち一隻は沖合から浮上帰還中でした。米空母や南極観測船はおりませんでしたが、横須賀オールスターズ・プラスアルファの陣容はまるで観艦式!遠くまで来た甲斐がありました。

 興奮を鎮めつつヴェルニー公園の北端まで散歩し、日が傾いてかなり涼しくなった風を浴びながら、かがの正面を撮影。乗船したことはありませんが鹿児島に何度も来航し多くの撮影機会に恵まれたので、傑作が一番多い艦艇かもしれません。旧友との会話のような撮影をひとしきり楽しみ、ようやく地元の知人と合流。名付けて(裏)YOKOSUKA軍港めぐりツアーが始まったのです。続きは来週〜