土浦駐屯地開設記念行事2023

土浦駐屯地は武器学校とも呼ばれており、特科(火砲)や機甲科(戦車)など、大から小まで火器が勢揃いしている。隣接する予科練平和記念館の駐車場がいつ開場するか知らないまま朝6時に着いてみるとガラガラだったので、とりあえず持参した弁当で朝食を摂った。肌寒く時折小雨の降る中09:00の開門まで待つのは難儀だったが、駐車場のトイレも活用し何とか耐える。今日の目的は関東エリア最後の74式戦車引退セレモニーで、過去に来られた方に撮影スポットをレクチャーして頂いたのだが、結果的には手前すぎてマズルフラッシュの撮影に失敗したため、やはり極力観閲官や来賓の近くに陣取る方が確率が良いのかもしれない。

 式典が始まると本格的に雨が降ってきたのだが、ヒゲの隊長こと佐藤正久参議院議員は意に介さず兵站の重要性について7分以上も語り続けた。他の方が空気を読んで省略して下さったのが救いだったが、待ち望んだ部隊紹介ではいきなり87AW(87式自走高射機関砲)が先陣を切ったもののスピードが速すぎ近すぎで撮り逃してしまった!高射学校にしか居ないと思っていたため機先を削がれたが、その後はやや広角目に捉え直し、一通り撮影に成功。トリを飾った戦車回収車3種揃い踏みは、武器学校の醍醐味であったように思う。この日最終披露の74式戦車と203mm自走榴弾砲は、それぞれ後継機材の空砲射撃によるお見送りで演出され、涙を誘わずにはいられなかった。

 最後に小火器の展示室へ行ってみたら、なんと鉄砲伝来火縄銃から世界の銃器が目白押しで、ガンマニアには垂涎の内容。私はあまり良く分からなかったが、中学の頃はガバメントにワルサー、ルガーにシグザウエルなどのエアガンで遊んでいたし、ロサンゼルスでM-16や44マグナムなど実射してきたので、その辺りは興味深かった。昼過ぎに慌ただしく撤収し、昨夜のリベンジとばかりに成田空港でフライング・ホヌ3号機ラーちゃんを撮影していると、実家の母からすぐ下の従姉妹が結婚(に成功した)との吉報が入って、よくわからない感激に包まれた。下道で帰った途中のカレーは奮発して、具沢山にチャレンジしたほどである。ともあれ横須賀〜千葉〜茨城の旅はなかなかのボリュームであった。埼玉回りなら下道でも十分イケる。。