多摩川スカイブリッジという、神奈川県川崎市と羽田空港を結ぶ全長675mの橋が3月12日の開通を控え、歩行者を対象とした川崎ディスカバーウォークというイベントが2月26日に行われました。品川から京急線で小島新田駅へ移動し歩く事30分、多摩川沿いに高度差の少ない長大な橋が見えてきます。300億円を費やした河口に最も近い橋で、野鳥や飛行機、モノレールなどが撮影できる面白いスポット。とりわけ地元の方にとっては、羽田空港がますます身近な存在になる事でしょう。
今回のイベントは川崎市の主催で、羽田側は封鎖されているので折り返しで歩くことや、事前に参加申請書を書いたり検温消毒が必要なことなど市の職員が説明。開始時刻の10時を前に入り口には100名以上の参加者が集まって、次第に熱気を帯びてきます。航空ファンにはお馴染みの開門ダッシュを思わせる爆発的なスタートダッシュでなだれ込んだ群衆を懸命に制御を試みますが、福男でもあるまいしトップを狙う輩は必ずいるようで。私もはやる気持ちを抑えつつ、キャリーカートを引いてゆっくりウォーキングを開始しました。
歩道、自転車専用道と車道はガードレールで区分けされ、片側1車線の車道もゆったりしている印象。左手にすぐ富士山が姿を現し、右手にはD滑走路を運用中の着陸機がちらほら。私の目的は映え写真を撮ってフォトコンに応募する事だったので、下心を隠しつつ構図を切ってパシャリ。午後にポートレート撮影を控えていたので望遠レンズは持って来なかったのですが、APS-Cにx1.4のリアコンバーターと85mmを付けて、換算200mmで足掻いてみたり。キョロキョロしていてもはねられる心配がないのが歩行者天国のいいところですね。
東富士演習場の野焼きのおかげで程なく富士山の眺望は消失しましたが、羽田側は国際線ターミナルや東京モノレール、スカイツリーに東京タワーが拝めていい感じ。ここを拠点に自転車でゆっくり撮影スポットを探すのもいつか試してみたい。自宅からだと50kmなので、自転車だけで行くのはちょい厳しいかな。ちなみに#多摩川スカイブリッジ開通フォトコンテストは3月12日に締め切られ、3月17日にいいね数上位10名が入選者として発表されましたが、おかげさまでギリギリ食い込む事ができました。小さいフォトコンで弾みを付けてビッグタイトルをゲットするのが最近のトレンドなので、上昇気流を掴んで世界デビューを目指したいと思います。(受賞作品↓)