横田日米友好祭2022DAY2

昨夜は素敵なサプライズで締めくくったものの、3万歩近く歩いた疲れもあって昏倒のように寝落ち。それでも早起きが体に染み付いているので四時には勝手に目が覚め、買っておいたお弁当をたっぷり食べて再び横田へ向かいます。05:30に出発し30分ほどで横田基地第5ゲートへ到着すると、すでに30mほどの行列を確認。思ったより少ないという印象でしたが、天気も良いので先日購入したばかりのHelinoxチェアを組み立てて、持久戦に挑みます。コンパクトながらハンモックのような心地よさに二度寝を覚えるほどでしたが、巡回の警察官が定期的に列を詰めるよう誘導するので待ちくたびれ感も覚えず、なんと08:10に開門し入場開始!身分証提示と金属探知機通過、手荷物検査をサクッと終えて、僕の横田基地日米友好祭2日目が開幕したのです。

 このままエプロン(駐機場)まで進めるかと思いきや会場入口はロープで塞がれていて、他の航空祭と同じように開門ダッシュの設定。トイレは使えるように開放してあったので助かりましたが、ここでさらに30分ほど待機になりました。日本人の憲兵が「ロープを回収しても許可するまで入らないように!あと走らないこと!!」と再三繰り返すのは、もはや伝統芸能のようで笑ってしまいましたが、基地司令官の挨拶があったりスタッフの記念撮影があったりと、雰囲気は徐々にヒートアップ。ついに08:50にロープが外れ、許可が降りた途端、みんな一斉に走り出したのです!もちろん想定内なので私もキャリーカートを引きながらルートを探りつつ小走りでアタックしましたが、沿道の軍人が手を降ったり撮影しているのを見て、まるで福男レースに参加しているようなワクワク感に浸りました。

 10分ほど走ったら疲れたのでスピードを緩め、周りを観察しながら最奥部を目指します。ここまでくると周囲は無人に近いほどガラガラで、お目当てのF-16デモチームのグッズが売り切れ再販なしを確認したら、そのままKC-10コックピット見学の列に並びました。なぜか横田スポッターの間では神と崇められるKC-10。旅客機DC-10を改造した尾翼下の3つ目のエンジンが特徴的で、パイロットと副操縦士、レーダーオペレーターとブームオペレーターの4名で運用できるそうです。入ってすぐの場所に数名分の座席とミーティング用のテーブルがあり、奥のほとんどはがらんどうのカーゴスペース。給油用の燃料は一般的な旅客機と同じく翼の中にしか積んでいないので、胴体にも積める後継機KC-46Aに来年以降更新されるそう。今回が最後の一般公開と知ったのは祭りが終わった後の事でしたが、コックピットにも座ることができて良い記念になりました。

 KC-10のクルーが身につけていたパッチと、C-5Mスーパーギャラクシーのワッペン、C-17グローブマスターⅢで販売されていたF-22Aラプターのパッチをお土産に購入。その後は地上展示機を巡回しつつ、横田C-135からパラシュート降下する習志野第一空挺団やUH-1Nツインヒューイのレスキューデモなど楽しみます。注目のPACAF太平洋空軍F-16Viper demo teamのフライパスイベントは降着装置に不具合が出たため離陸後キャンセルとなりましたが、大統領警護のため韓国の基地から横田入りしていたアメリカ陸軍のCH-47Fチヌークがハイスピード・タクシーを繰り返してくれたので大盛り上がり!もはや何が起こるか予想できないスケジュールとなってまいりました。

 午後になってCV-22オスプレイのデモが始まりましたが、聴衆の目の前ではF-16がトーイングカーを接続して、整備員が何やら相談中。早々に三沢へ引き上げる算段かと思いきや、フライパスをリトライできるか検討していたらしく、いきなりエンジンスタートでタキシング!熱風と轟音を我々に浴びせつつ、ベタ低上がりからのハイレート・クライムで2回のフライパスを実施してくれました。失敗してもリトライを試みるアメリカ人のサービス精神には感服しますね。慌ただしく時間が過ぎていく中、Twitterでは韓国から米大統領座上機エアフォース・ワンが離陸した情報が流れて、フライトレーダーでも確実に横田基地へ近づいてきます。予定時刻より少し遅れてR/W36エンドに機影を確認すると、観衆の鼓動は一斉にヒートアップ!次第に大きくなり、程よく日光が雲に隠れた夕方5時過ぎに、VC-25、コールサイン「エアーフォース・ワン」がゆっくりと着陸したのです。拍手が鳴り響き、今回の祭りの主賓とも言われかねない、アメリカ合衆国第46代大統領ジョー・バイデン氏が初めて日本に降り立ち、記者会見の後大統領専用ヘリコプター「マリーン・ワン」に乗ってQUAD日米豪印首脳会議へ参加するため赤坂プレスセンターへ向かいました。

 その後随伴したマリーンワンとチヌークが帰還し、副大統領搭乗時はエアフォース・ツーと呼ばれるVC-32の着陸、珍しいオオカミマークのC-17飛来など最後まで意表を突いたパフォーマンス。イベントが途切れなかったおかげで昼食にありつく暇もありませんでしたが、持参したコーヒーと麦茶1.5L、ソイジョイ2個で乗り切りました。混雑前にゲートを抜けましたが帰宅は19:30。14時間も出ずっぱりでしたが、まさしく夢のようなひとときでした。2日後の火曜夕方にバイデン大統領が帰国と知り、定時退社後急いで帰宅して、自転車で5分離れた拝島駅前の陸橋に駆け上がると既に横田スポッターが30名!程なく低い上がりで飛び去るエアーフォース・ワンのお見送りに成功しました。もう自衛隊の航空祭では満足できない体になっちゃったかもしれませんね〜汗。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。