Veer Guardian 2023

昨年のドイツ空軍来日に続き、インド空軍が茨城県の航空自衛隊百里基地に来訪すると聞いて、三が日出勤の代休を訓練開始日の1月16日に充てた。ヴィーア・ガーディアンと称する初の日印戦闘機合同訓練は、小松基地から飛行教導群も招いて行われる事となり、百里の空にスホイ30MKIフランカーとF-2、F-15が舞う事態に。これはドイツ空軍ユーロファイターの時以上に混乱を招くだろうと思い、とりあえず百里航空祭で利用した民間駐車場を予約。初のPayPay決済だったがアプリをインストールしてコンビニで入金するだけでサクッと使えたので、面白いシステムだと思った。

 ゆっくりとご当地の美味いものを食べながらダラダラ百里入りするつもりが、前日にとある研修が入ったため帰宅が18時に!疲れて2時間眠ってしまい20:30に自宅を出発。SAでさらに仮眠し、とりあえず深夜2時にアラートハンガー前の駐車場へ到着した。雨は一向に止む気配もなく、ベッドを作るのも面倒だったため運転席でそのまま仮眠を試みたが、電気敷き毛布とモバイルバッテリーのおかげでまずまず快適。ただパワー強めにしたおかげであっという間にバッテリーが枯渇したため、使い所を選ぶ必要がありそう。そして夜が明け雨もパラパラ程度まで落ち着いたが、霧がかかって駐機中のスホイは拝めず。そのかわりファーストから3SQのF-2が始動し、4機ほどアフターバーナーを焚いて離陸。天候的にはノーフライトの覚悟をしていただけに、とりあえず飛行する姿を拝めて安堵した。

 その後は飛行教導群の支援チームを乗せたC-2輸送機やお偉いさんを乗せたCH-47、ピカチュウのスカイマークが降りるなど忙しく、雨に濡れながら脚立を駆け上がったり飛び降りたり。アラハン前スポット名物のぬかるみで車も靴もぐちゃぐちゃになったが、なにせ楽しいのでお構いなし。昼過ぎにトラフィックが途切れると自転車を取り出し、セイコーマートまで買い物へ。カツ丼が美味いと聞いて調達したがご飯とセパレート容器のためカツとじとして頂ける点が地味にありがたい。フランカーは飛びそうにないので早々に諦め、あとはアグレッサーの到着を待つだけとなったが、小松基地のスポッターからクリアランスの報告がなくヤキモキさせられた。

 無線かフライトレーダーか分からなかったがTwitterでアグレス接近!の一報に気づくと「まわせー」とばかりにバズーカを引っ張り出し、ぬかるみをダッシュして脚立へ駆け上がる。深呼吸して迎撃体制を整えると、遠くから明らかにF-2より大きな飛行機がゆっくりとアプローチ。水色のラムネと新色の海苔?Gパンと奥さん(093)の順で着陸した。初めて560mmで撮影し案の定大きくはみ出したが、カリッカリに撮影でき大いに満足した。その後はそらの駅そららでフォロワーさんと談笑しながらソフトクリームを頂き、最後に空港公園で眠ったままのフランカーを撮影して帰路に就いた。結果的に私のVeer guardianはこれで終わってしまったが、いずれ機会に恵まれるに違いない。(茨城空港ファントムの丘公園は1月7日)