ランチ手帖使ってみた。

かごしまランチ手帖という、タウン誌TJかごしまを発行している斯文堂が、年に3回ほど定期刊行している雑誌があります。以前はランチパスポートという全国紙のフランチャイズとして、厳選ランチをワンコインで提供しておりましたが、内容はそのままにフランチャイズから外れ、タイトルも変えた独自展開。消費税が加算されワンコインはうたえなくなったものの、コロナ禍に代表される不景気な時代にかろうじて生き残っている、貴重なサービス。2/19〜6/18まで使えた4号で休刊になってもおかしくないでしょう。

 個人的にランチパスポート時代から10年近くも愛用していて、家族利用も見越して毎回2冊購入しています。ルールとしては設定された期間に一人3回まで割引を受けられ、複数名での一冊同時使い回しは不可など。刊行が進むにつれて店舗ごとに細かいルールが加わり、行っても提供制限オーバーで食べられなかったり、期間中に閉業(!)したお店も数知れず。集客したいのか知名度を上げたいのか、顧客感謝セールなのかなど、店主のスタンスが垣間見れて興味深いものがあります。

 モトを取るためというセコい考えではなくて、美味しいものを安く食べたいという純粋な欲求のもと、毎回ひいきのお店からスタンプ欄を埋めていきます。以前はとにかくボリューム重視という考えもありましたが、メタボ対策もあり、単純に美味しいものを少しだけ頂きたいという年相応の欲求に落ち着いたため、お店がその日の現場から近い点を重視します。味ベースでのおすすめは、キッチンよいしょや山田食堂ととやの甘酢天津飯、焼肉韓国料理太郎の石焼カレー、長崎庵のうどんなど。ボリュームなら炭焼鳥将軍彩里(メイン以外食べ放題)や、スパランド裸楽良のチキン南蛮定食(ご飯3種食べ放題)がおすすめ。麺系統でも、麺食堂黒天や麺屋きんのむぎは味もボリュームもダントツです。

 個人的には夜や平日以外でも使えたり、提供時間が長いお店をチェックしますが、変わりどころでは国分の山海の旬一(はじめ)。期間中でもスタンプ押す気なし、期間外ですら同じ料金で頂けるという、もはやランチ手帖関係ないやん!という太っ腹な大将がいます。あいら寿司はボリュームもすごいですが、味付けが良い意味で田舎くさく、おもてなしに好感触。国分と隼人の坦坦は、坦々麺のスープを白飯(食べ放題)で頂くと幸せになれます。

 昭和の遺物のようなランチ手帖的サービス。果たして、生き残ることができるのでしょうか?もし次巻も刊行されたら、ありがたいですけどね。。

★今回の集計(初めて集計したッ)

店名メニュー定価差額値引額土日備考
レストランスポーラチキン南蛮定食85030061800米食べ放
キッチンよいしょ天津飯ランチ7802304920 
チャイニーズキッチンtantan坦々麺(大)セット93038031140坦坦系列
中国家庭料理坦坦坦々麺からあげセット8302803840米食べ放
キッチン玄とんてきからあげシングル8743243972米大盛可
焼肉韓国料理太郎石焼カレーランチ8503002600限定10食
山田食堂ととや天津飯セット8903402680よいしょ系
ルポシバングラ日替わりランチ9854352870 
麺食堂黒天黒豚餃子定食9003501350限定20食
ムギノチカラ極み鶏白湯+ミニレアチャーシュー丼8302801280 
桜島灰干し家桜島灰干し定食8252751275選べる
串かつにしやん串かつ定食7802301230 
炭焼鳥将軍彩里チキンカツレツ8302801280サイド食べ放
長崎庵島原ざるうどんセット7902401240 
kitchen
Ken 
ポークのせカレー8002501250 
じもとの食堂カレーランチ 7702201220 
シュシュクレープ&カフェロコモコプレート7001501150 
あいら寿司 日替わり定食7001501150品多い
    
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ランチ手帳二冊¥2200を引いても8000円ほどお得でしたな