源氏方の名射手、那須与一氏とは全く関係ありませんが、不肖私、パソコン修理でメシを食っておきながら仕事用メインPCの故障を回避できず、ブルースクリーンからの起動不可でHDDをクラッシュさせてしまいました。
結果、2003年の創業以来ほとんどの取引データ及び、二年分のRAW画像データを吹っ飛ばし、大手サルベージ会社2カ所に40万円強の見積もりで修理依頼するも匙を投げられ、事実上IT TREKが廃業してしまう結果に。お世話になった皆様には大変なご迷惑をおかけしておりますが、これまでに作成したデータを用いた作業につきましては今後対応致しかねます。何卒ご容赦下さいますよう、臥してお詫び申し上げます。
加えて、2020年2月よりメーカーの常勤保守員として委託業務に従事しておりましたが、12月末日を持って九州支社鹿児島支店を退社する事に。スキル不足や勤務不適合ではなく新型コロナウイルスの余波で人員整理を打診されたという事情から、2021年初頭より東京都昭島市へ単身赴任し、東京本社立川オフィスへ勤務します。契約期間は1年強でその先は未定ですが、少なくとも子供達が成人するまで安定収入を死守する決意。鹿児島はもちろん九州のイベントすら参加できなくなりますが、いつか戻って来られたら、またお付き合い頂けましたら幸いです。
話が逸れましたが、大事なデータを守るためにようやく重い腰を上げて、NASを構築しました。NASとは「Network Attached Storage」の頭文字で、普通の外付けHDDはUSBケーブル等で繋ぎますが、アレがLANケーブルで繋がってるヤツです。Synology社のDS220+にメモリ4GB増設し、NAS用の高耐久HDD8TBを2台設置して、RAID1(ミラーリング:同じデータを2台のHDDに同時に書き込むので、一台がクラッシュしてももう一台にデータが残る仕様)を整えて必要なフォルダを自動バックアップする設定を行いました。つごう三台のHDDに同じデータが残る状態になるので、故障耐性はかなり強くなったように思います。あとはOSもバックアップ設定しなければ。
加えて出先からNASのデータにアクセスする設定も行いましたが、Synology社のNASはアプリケーションが充実しており、各種クラウド環境のバックアップなど痒い所に手が届く感じ。今どき珍しく日本語の分厚いマニュアルも添付されているので、頑張ればPC初心者でもサーバー並の環境を構築できそう。家族と離れるので、各自がそれぞれNASにアクセスしてデータ管理できれば理想的ですね。他にも妻まで派遣先を退社し娘は高校進学、さらに自宅の引っ越しも迫り、慌ただしい池田家の踏ん張りどころですが、再構築という言葉がしっくり来る年の瀬でした。皆様におかれましても時流の渦に飲み込まれることのないよう、明るい未来を見据えて立ち回る事を期待しつつ、2020年最後のご挨拶とさせて頂きます。来年もAlerthangerを、よろしくお願い申し上げます。