東京の社宅は、(いろんな意味で)有名なレオパレス。実は高校の同級生である前任者と入れ替わる形で立川勤務となったのですが、下関が自宅の彼は岡山転勤となり、多少なりとも故郷へ近づけたことを羨ましく思います。鹿児島出発前にスペアキーを送って頂いたのですが、ペラペラの封筒に入っていたのはドッグタグを思わせるステンレス製のカードキー。流行りのICカードかにゃ?と思っていたら、これをノブに差し込んで回すという珍しいタイプで、最初は裏表すら分からず、部屋に入ることさえ難儀でした。
しかも外階段のないメゾネットタイプで、とりあえず階段を探して建物を一周したのもお約束。一階と二階の入口は隣接していて、私の部屋は玄関を開けるとすぐ内階段が現れます。狭くて急な階段を登ると小さな踊り場があって、バス、トイレ、洗濯機、キッチンにアクセス。さらにドアを開くと8畳ほどのロフト付き居室がありました。単身には十分な広さで、洗濯機、エアコン、冷蔵庫、テレビ付き。広めのお風呂はトイレと別で浴室乾燥機が内蔵されていたり、玄関の宅配ボックスも便利でしたが、キッチンがA3サイズくらいの小さなシンクにIHコンロという狭さだけがデメリットでした。
以前熊本や大分で単身赴任した時はベッドや布団付きだったので、敷布と薄い毛布だけ持参したのですが、今回は前任者が残したマットレスのみで、とりあえず今夜寝られるかどうかが怪しい事に気付きます。すぐに近くのカインズで分厚い毛布を購入しその日は何とか耐えられたのですが、数日後に最低気温が-5度らしいと聞いて、さらに羽毛布団をポチり。家電も掃除機、アイロン、沸騰ポットを調達する羽目になりました。他には物干し竿、調理器具、プリンタ、自転車など購入し、総額で給料半月分くらいの大盤振る舞い!自家用車を社用車に流用するのでドラレコとスタッドレスタイヤのみ会社負担でしたが、こんなに設備が乏しいなら、もう一声支援が欲しかったものです。
フライパンを調達してサイコロステーキでお祝いしひと息入れましたが、まだまだ足りないものが多い。念のため味噌と醤油と焼肉のタレは九州産を持ち込みましたが、関東風の塩辛い調味料との戦いも憂鬱ですね。IKEAでキッチンワゴンを購入し調理の舞台が整ったので、味噌汁や鍋料理からスタート。単身赴任者には似つかわしくない電気圧力鍋も持参しましたが、果たして出番は来るのでしょうか?
ちなみに鹿児島ではひっきりなしに飛んでいたドクターヘリを見ることは皆無で、代わりにUH-1、C-130、CV22オスプレイなどのアプローチがアパートの窓(!)から見えます。3km北に米軍横田基地があるので、そのうちロケハンに行くつもり。。