静岡県清水区で行われる清水みなと祭りへ出かける動機は、海上自衛隊の護衛艦見学と航空自衛隊の航過飛行、そして花火。盛りだくさんと言いたいところであるが、土地勘がない場所であり、艦艇見学は午前中、航過飛行は昼から、花火は夜で時間を凌げるか。幾つかの不安を抱きつつ朝6時に出発し、東名道を経て朝9時には清水港日の出埠頭へ到着した。向かう途中に静岡県警のウニモグ(ベンツの特殊運搬車)を発見し撮りたいなぁと思っていたら、まさかの会場で展示されていてラッキー!新谷かおる氏のエリア88というコミックで崖を登るシーンが印象に残っており、いつかお目にかかりたい車両だった。
興奮冷めやらぬままDD-154あまぎりに乗艦すると、ちょうどアスロックと主砲の機動展示が始まる。私は何度も見たことがあったのでさっさと下船し、外観を撮影して一旦撤収。花火撮影を目論んでいた日本平へ登ってみる。清水港を俯瞰で撮影できる花火撮影の穴場という記事を見かけたが現地は木が生い茂っており、打ち上げ場所によっては厳しい撮影状況の見通し。一応候補の一つとして保留し、昼2時前の航過飛行を待っていると、遠くに小さくT-4やC-130、T-400にF-2、F-15が飛来。これは立ち位置ミスを痛感したが後の祭りで、会場か三保の松原が正解だったように思う。
一応証拠写真ていどに捕獲して、微妙な心境を慰めるべく再び清水港近くで食事場所を探していると、港町にありがちな市場を発見!マグロ卸の宮本商店さんに迷わず飛び込み、俺のマグロ全部載せ丼¥1815をオーダー。安いマグロだと味が薄かったり水っぽかったりするものだが、流石はマグロのプロが出す逸品!甘くとろける濃厚な刺身は、今後肉辞めて魚だけで生きていきたいと思うほど美味であった。アジフライも気になったが保留して、市場内の同じ店で購入。花火前に食べたがこれも非常に美味しかった。昔はエビや白身フライを選ぶお子ちゃまだったが、アジフライはおかずも当て(下戸)もイケる万能選手だと知って、アジフライを迷わないことにしている。
とりあえず清水を堪能して、時間はまだ4時を回ったところではあったが再び日本平に登ることに。展望台に三脚を立てての昼寝は涼しくて快適。清水にお住まいの方は、ぜひ鹿児島に遊びに来て頂きたい。海の向こうに山がそびえお茶どころなど共通点が多いので、きっと気に入ってくださると思う。このまま夜7時半まで耐え凌ぎ、ようやく打ち上がった花火は雲で見えない!しかも風下だったため煙も邪魔をして、いつかの川内川花火大会を思わせる大失敗の位置取りと悟る。まぁそれでも、今日はいい旅だった。花火が終わる10分前に下山し、終了時刻には高速を疾走していたおかげで11時には帰宅。冬にまた雪富士を見に行きたいものです。