半年ぶりの鹿児島帰省は娘の高校卒業式に合わせたスケジュールだったが、3泊4日の間に偶然にも様々な予定を組むことができた。帰省初日は友人4名とそれぞれ別の場所で旧交を温め、2日目は卒業式と実家訪問2カ所にお墓参り。3日目は息子の弓道大会で指宿までドライブし、娘の卒業祝いと息子の進級祝いを別々の場所で実施した。最終日の4日目は鹿児島マラソン撮影のロケハン中、海上自衛隊最大の護衛艦DDH-183いずもを錦江湾(鹿児島湾)沖に発見し、急きょミリタリーイベントも組み込んだ次第。マラソン撮影終了後に妻と息子と合流して、桜島へ出かける事にしたのである。
東京湾フェリーチャレンジは浦賀水道を通過する船をフェリーから迎撃するギャンブル性の強い撮影であるが、いずもの場合は沖留めのため桜島フェリーに乗船すれば必ず撮影できる。以前内火艇で特別に沖留めのいずもに乗り込み艦橋見学させて貰えた事もあり、私といずもは非常にご縁が深い。家族を待つ間に桜島フェリーターミナル前のマクドナルドで、昨日オーダーミスで食べ損ねた朝マックを頂いた。大好きなソーセージマフィンとフィレオフィッシュは久しぶりで、改めて美味さに感激したが¥100だった頃は一度に3つくらい食べたっけな。ここ数日は大気が非常に澄んだ快晴で、久しぶりの桜島フェリーに家族揃って期待が高まる。フェリーの進度に応じてスタイルを変えるいずもをパシャパシャ撮りつつ、わずか13分で桜島へ上陸。とりあえず定番の溶岩なぎさ公園で足湯を楽しみ、いずもが見えるポイントまで散歩。海岸から溶岩に囲まれて秘密基地風のカットを収めたものの、突発的に追加したイベントのため意外に時間が押している事が分かり、早々にフェリーターミナルへ戻って娘へのお土産を買ってから乗船。昼食を摂る暇もなさそうなので有名なやぶ金のうどんを頂いたのだが、短時間でフーフー冷ましながら頂くのがポイント。うどんも随分と値上げしたのが寂しいが、フェリーターミナルでお持ち帰りが売ってた。
フェリー到着後は鹿児島マラソンの熱気冷めやらぬ南九州随一の繁華街天文館まで歩き、東京へのお土産を購入して市電で帰宅。急ぎ目に荷物を整えて、駅まで徒歩30分、鹿児島空港までバスで40分、羽田空港まで飛行機で90分、アパートまで電車で2時間の道のりを日付が変わる前に何とか帰りついた。今回も盛りだくさんの、濃密な帰省であった。なおいずもは鹿児島音響測定所で音紋採取が目的だったらしい。佐世保で一般公開する予定を取り止め、私の後を追うかのように横須賀へ戻ってきたそうな。