百里基地航空祭2022前日予行

百里基地航空祭へ前回訪れたのは2019年、ラストファントムの年であった。縁あって前日の記念式典から参加し、祝賀弁当を頂いたり写真展に写真を展示させて頂いたりとVIP待遇。当日はバスツアー難民となり高崎発のバスツアーへ。なかなかシンドイ旅であったが、まだ鹿児島に住んでいた私にとってファントムのラストフライトに立ち会えたのは奇跡的な幸運であった。今年は前日に休日出勤が決まったため始発電車で行くつもりが、まさかのキャンセル!早速宿を手配して牛久から始発入りに変更したが、電車で行くと移動の手間が増えるため考えた挙句、宿はキャンセルして自転車を車で持っていき、茨城空港近くの民間駐車場に停める計画に落ち着く。

 しかし1週間前に注入したファイザー製オミクロン株対応ワクチンの副反応が腰に来てしまい、ぎっくり腰のような痛みが取れない。航空祭どころではなさそうであったが、注射痕の痛みが引くと共に何事もなかったかのように消滅。RNAワクチンとは既往症に刺激を与える特徴があるのかも。ひとまず身体は整ったものの仕事は師走なりに忙しく、金曜日も目一杯働いて定時上がりで帰宅。そのまま準備して食料を調達し21:00出発、矢田部東PAに22:30到着した。深夜割か休日割を使うため2時間ほど仮眠するつもりが、ガチ車中泊を想定してエアマット、ウレタンマットに毛布2枚準備したところ寝心地が良すぎて、気づいたら朝5時!最近どうも起きられない癖がついてしまったが、まだ充分に余裕がある民間駐車場には6時に到着し、一泊二日分¥3000を支払った。他にも臨時駐車場がピンキリで登場したが、セコマや空港が近いので使い勝手はこちらが抜群に良かったように思う。なお航空祭当日は早朝から満車。

 まずは自転車の荷台に560mmと300mmを入れたケースをくくりつけ、 5段伸縮脚立は背中に、食料を入れたリュックはお腹に担いで自転車を漕いでみたが、案の定不安定極まりなく、最後の砂利道はふらついて危なかったが、なんとかR/W03通称アラハン前へ07:00到着。ユーロファイターの時は大混雑だったアラハン前はそこまで混んでいることもなく、雲間から漏れる朝日が第3飛行隊のF-2を照らす。長く前日予行の詳細が不明であったが、結局3年前と同じく関係者・招待者向けに本番同様の予行が行われたため、結果的には前回に引き続き2日間満喫できることになった。朝だけシャッターが開いていたアラートハンガーには実弾が積まれてスクランブルに備えており、祭りは祭りで賑やかに開始。遠くから、ナレーションが聞こえ始めた。

 まだ薄暗い中、天候偵察の第3飛行隊F-2Aが離陸し、続けてT-4、U-125A、UH-60、F-15など離陸。オープニングフライトや機動飛行が一通り行われ、ブルーインパルスもタキシング。残念ながら気温が急上昇したためメラメラがひどくあまりシャープに写すことは叶わなかったが、なぜアラハン前に陣取ったかというと着陸をクッキリ写すことが目的だったため、それに関してはまずまずの成果を得られた。最後にF-2のAGG(模擬対地攻撃)が終了して、14:00にこの日の飛行展示が終了。持参した朝食を食べた後、空の駅そららでいもくりソフト食べたり茨城空港やファントム公園をぶらついたりで時間を潰す。最後にRFのパッチ購入ととモツ煮を食べて車に戻り、フォロワーさんから教えてもらった近くの温泉へ。街灯もまばらな田舎道を暗中模索5kmサイクリングは不安だったが、予想に反して大変泉質の良い名湯で、露天風呂やサウナ、大広間での休憩を含めて2時間ほど楽しみ、¥500にしては極上のサービスを味わえた。星空も美しく、明日も良い天気になりそう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です