きっかけは花火。コロナ自粛で花火大会に飢えていましたが、毎週土曜日の夜8時から10分間だけ、横浜みなとみらい地区で上がることを知りました。クリスマスの12/25が最終らしく予定を立てたのですが、それまで時間を潰すため、今年行く予定だったスポットの中で一番優先順位の低かった、ガンダムファクトリーヨコハマへ行くことに。なぜ低かったかと言いますと、そもそもガンダムへの興味が昔よりも薄れてしまい、200個以上集めた食玩も上京前に売却したほどで、入場とガンダムドックの入場料で¥5000近く掛かる事を思えば微妙だなと思っておりました。別にガンダムでなくても東京には興味をそそられるイベントが星の数ほど存在し、もはや観光客ではなく都民なので、今更感が強かったのかも。
当日は好天の予報でしたが、日が落ちた頃から冷たい雨が降り始めて風も強まり、横着して三脚ではなくスタンドポッドしか持参しなかったため花火は早々に諦める事態に。花火に関しては前日に職場近くで偶然撮影に成功していたので悔いはありませんでしたが、今年は上手く行った事も行かなかったことも半々で、まぁこんなものだろうと諦めもつきます。大枚叩いた事ですし今日はガンダムに注力しようと開き直って入場。一階がテーマパークと売店で2階がフードコートガンダムカフェ、そして実物大?と言われるガンダム立像の可動型が、ガンダムドックという整備基地に鎮座している構成でした。とりあえず夕景と絡めて撮影し、テーマパークを見学したのですが、アニメやコミックがどうという事ではなく、架空のヒーローを現実に製造するにあたりどのような過程を経たのか、協力企業の技術力、関係者の思いなどをパネルで詳細に解説。稼働部の縮小モデルやガンプラを自動で作るロボットなど、ロボット工学の科学館のような玄人好みの内容で大変楽しめました。VRでコックピットに着座し、外の風景をリアルタイムで視認できるなど、2020年でどれだけ機動戦士ガンダムを実現できるか目一杯足掻いた結果であり、これはもう夢の実現以外の何ものでもないなと感激したものです。
小腹が空いたのでガンダムカフェへ立ち寄ると予想以上にフードが高価で、ハンバーガーとポテトとドリンクで¥1500オーバーとか、まだ福生でメリケンバーガー食った方がいいよなと野暮な感想を抱きつつも選択肢がなかったため、ドリンク抜き¥1210のハンバーガーだけ注文。これで不味かったら悲惨極まりないのですが、そこは流石のガンダムカフェ、バンズもパティもめちゃくちゃ美味しくて、価格相応分は満足できました。強風で体感温度は厳しく、フードと手袋で完全武防寒の上ガンダムドックへ向かうと、まずは危険を防止するためのレクチャーが行われ、10名のグループごとに荷物をロッカーに預けてエレベーターで6階へ。ちょうど頭の上から俯瞰できる位置ですがガンダムがはっきり見えるのは先頭の2名だけなので、1分間の持ち時間を使って撮影に勤しみます。タイミングによってはガンダムが休眠状態で真っ暗だったり、起動イベント後で後頭部しか見えなかったりとかなり運が要求されるシチュエーションでしたが、運良くドック入り後の照明が当たり、みなとみらいの夜景をバックに最高のショットを撮ることができました。
強化ガラス越しなので反射を抑制するためガラスに極力近づけて手のひらで反射光を覆いましたが、これは五千円払えば誰でも綺麗な写真が撮れるとは限らないことが判明し、リピートを促す仕掛けの一つなのかなと。それでも昼間より夜景の方が大当たりなのは確かですね。5階へ降りるとほとんど見えず微妙な感じでしたが、お土産も購入して気分良くドックを飛び出し花火撮影に挑んだのですが、先ほどお話ししましたように風でブレまくって一枚も撮れず。桜木町駅までスナップを撮りながら歩き横浜線でダラダラ帰りましたが、八王子からの電車は終電だったので軽く冷や汗をかきました。お台場のユニコーンガンダム立像はライトアップされ、福岡でもνガンダムを建設中とのことで、世間のガンダム熱は冷めやらないですね。個人的には大好きなガンキャノンをどこかに作って欲しいかな〜。