アラハンチャレンジ6th

実は令和4年最初の1ヶ月、恥ずかしながら引きこもり生活でした。仕事始め初日から難易度の高い作業に振り回され、残業続きで疲れ切った事もありますが、一番の要因は年末帰省から家族団欒の後遺症によるホーム・シックで、子供たちの写真を眺めながらメソメソしてる感じ。また確定申告用に帳簿を追い込んだ結果、杜撰な売上管理が浮き彫りとなったため、経理部長として経営者に文句を垂れたい状況に(一人二役)。クソ寒く生馬の目を抜く東京で、これ以上の孤独な生活は耐えられない!と、鬱が入っていたのでしょう。昨年は上京に浮かれて年中パリピ状態だったので、その反動も否めず。そんな感じでウダウダしているとネタが上がらずブログを更新できないので、1年間温めた貴重な(くだらない)食べ歩きデータでお茶を濁しつつ、Amazon見ない、電車乗らない、休日出ない、買い出しも隔日に減らすなど荒療治を決めて、どうにか活動できるだけの精神と資金を取り戻しました。引きこもってじっくり掃除や料理などしてみると、いつの間にか辛い感情が晴れていくものなのですね。新しい発見でした。

 2月に都心へ大雪警報が発令されましたが、氷混じりの雨が降っただけで八王子以外は積もらず、建国記念日の朝にtwitterを開くと高尾山が冠雪している様子が流れてきました。今年の山初めは富士山眺望を狙って金時山あたりを目論んでいましたが、車で20分の場所に雪山があるなら薩摩隼人として行かねば!?とスクランブル。早めの昼飯を済ませてから、最低限の装備で高尾山口駅を目指す事にしたのです。12:30に前回と同じ6号路から登り始めたのですが、天気が良いので雨は降らないだろうと思いきや、木の上に積もった雪解け水が絶えまなく落ちてくるので、早々にゴアテックスのストームクルーザーで濡れ対策。途中までは登山靴のみでも問題ありませんでしたが、ぬかるみ混じりの雪が厚くなってきたのでチェーンスパイクを装着。これで問題なく雪道をクリアできました。最後の階段は相変わらず無駄に段数が多くてしんどかったですが、頂上はスキー場のように眩しく、メガネの調光機能が役に立ちました。

 最大で50cmほど積もったと思われ、雪だるまを作ったり雪合戦したり、バーナーで湯を沸かしてラーメン食べたりと楽しそうに過ごしています。外国人や家族連れが多かったですが、こんな日でもスニーカーで登ってきた強者がいたのは驚きでした。以前頂いて美味しかったとろろそばを期待していたのですがお店が閉店中だったので、献血で貰ったチョコレートバーで我慢。雲に囲まれた富士山と自撮り証拠写真だけ撮って下山します。帰りは遠回りながら初の4号路を選んで吊り橋をゲット。登山者が少なく雪道も綺麗でしたが、ノースリーブのチャイナドレスでポートレート撮影を試みていたカップルには驚きました。薬王院の鳥居で2号路へ入り、つづらおりの階段を降りて高尾山口へ。途中登山道ではない道に入り込んで高尾病院の裏に出てきてしまったのですが、慰霊碑やお地蔵さんが立ち並ぶ不気味な場所でした。

やはり山は楽しかった!雪に足を沈める経験もできたし体力的に苦労は感じなかったので、来るべき本格登山に向けて貯筋に勤しみたいですね。そして地元のスーパーで昔よく食べてた福山黒酢のくろず飴を発掘したので、しばらく郷愁を凌ぎますorz