成田ローカル探訪

百里基地(茨城空港)から成田空港へは下道で90分ほど。霞ヶ浦を大きく迂回したがそこまで遠いとは思わなかった。目的は15:00過ぎにハワイから帰還すると思われるANAホノルルー成田便のエアバスA380フライングホヌ!降りを撮るには南側の撮影ポイントへ行くべきであったが、とりあえず北側のさくらの山公園で状況を確認。こちらも茨城空港と同様に北風運用だったが、ここで上がりを撮るには高度が高すぎてお腹しか撮れず、あまり面白くはない。何機か試し撮りしていると遠くでホヌが降りてきてしまい、めでたく撮り逃してしまう。いずれにせよ他の航空機の着陸を撮りたいと思って、南側に移動する事にした。

 紛らわしいのだが南エンド沿いにさくらの丘という高台があって、これまで南側はエンドの航空科学博物館から撮ったことしかなかったため初めて訪れた。さくらの山に比べると狭くてこぢんまりしていたが、離陸前に滑走路へ並んで進入する大型機の行列が撮れて興味深い。ここの看板でさらに南手に「ひこうきの丘」(ややこしいわ!)が新設されたと知ったため、そちらに移動してみた。すっかり日も陰り寒くなってきたが、ここはカフェもある開放的な公園で、すっかり気に入ってしまう。寒すぎて長尺レンズを出すのははばかられたものの、200mmでも迫力ある機体が面白いように撮れた。アシアナのジャンボにシンガポールのトリプルセブン、圧巻は初めて、ANA以外のエアバスA380「エミレーツ航空」を撮れたこと!エンジン4つにしてはでかいなぁと思ったら、A380を使っている航空会社をANA以外に知らなかったため、大変驚きつつも感激したのである。

 夜8時過ぎまで待てばフライングホヌの上がりを撮れたが、とにかく寒すぎたのと昼食がコンビニスナックのみと中途半端だったため、豪華ディナーを求めて木更津への移動を開始。70kmの距離に「千葉広い!」と慄きながらも、閉店までに辿り着ければ良いかと緩めの感覚で移動を開始した。深夜からの運転続きで疲弊感は覚えていたが、以前Twitterで「間違いない味」と賞賛されていた九州ラーメン友理は是非とも食したい!本日最大の目的と心得て懸命に運転した結果、閉店1時間前に何とかたどり着く事ができた。とりあえず本場長崎で修行したらしい長崎ちゃんぽん大盛り¥1110を注文したら、大好きだった鹿児島トラックターミナル食堂の桜島ちゃんぽんに匹敵するほどの重すぎるボリューム!スープは薄すぎず濃すぎない絶妙なバランスで、これまた絶妙な太さの麺がよく絡む。特筆すべきは野菜のシャキシャキ感で、スープで煮ているのか、味の馴染ませ感が鬼レベル。これ系は麺と野菜とスープを一緒にかっ込むと幸せ間違いないヤツである。うーんかつて僕の喉を通り過ぎていったちゃんぽん猛者たちを超越する美味さだなこれは。本当に来て良かった、マジ感謝である。

 寝る前に炭水化物という禁じ手をあっさり破ってしまったが、もはやアダムとイブが手を出さざるを得なかった禁断の果実に等しい。まるで関東の食に対する諦めが霧散したかのような心地いい満足感を覚えつつ、今夜の寝床に選んだ道の駅木更津うまくたの里へ。まだ新しく最新型のトイレが嬉しいのはもちろん、9時に消灯してくれたおかげで外光が気にならず、自宅と変わらない快眠を貪る事ができた。明日はここから30分ほど離れた、航空自衛隊のレーダー基地がある峯岡山分屯基地の開放行事に出かける。遊びすぎかもしれない(続きは来週)。