今年の横田基地日米友好祭フレンドシップデーは、がっつり2日間参加することにした。開場は09:00が予定されていたが、昨年と同じような状況であれば朝イチの出発で問題なかろうと06:00に自宅を徒歩で出て06:30には到着した。東福生列も伸びていたが拝島列最後尾はデモデダイナー付近で第5ゲートまで300m。また牛浜列は警官の体制が整う8時前後に設けられると聞いた。駐車場を持っている沿道の店舗が臨時駐車場を開設するため敷地前の歩道を空ける必要があり、時折列の移動や圧縮を求められた。相場は¥2000〜¥3000ほどだったが、割と空きが目立ったように思う。予想通り開門が08:00に早まり、DJポリスの誘導で門内へ。08:20には手荷物検査の列に並べたのだが、最大4時間の待機列が発生した昨年よりも充分にシミュレーションを重ねた模様で、路上に待機させられる時間が最小限になるよう列構成が工夫されている。探知犬のチェックの後に金属探知機でチェックがあったが、これはランダムで5名ごとくらい。運よく顔パスで手荷物検査に進み、09:00に入場できた。今回は悪天候のお陰か非常に人が少なく開門ダッシュも終わっていたため、とりあえず目についた航空自衛隊ブースを確認するとファンサ中のブルーインパルスパイロットを発見!4番機の現役メンバーIKKIさんと次期メンバーREACHさんとで、ほぼ並ばずに記念撮影できた強運でさらに奥へと進む。
地上展示機の目玉は普天間基地から呼んで頂いた海兵隊のAH-1ZヴァイパーとUH-1Yヴェノム。給油でたびたび海上自衛隊の鹿屋航空基地を経由したのだがついに地元では会えずじまいだった。機体の8割以上が共通の部品を使っているらしく、尾部のシルエットは違いが分からないほど似ている。表面がベコベコで塗装も剥げるなど現場の雰囲気を色濃く残しており、また規制線が一切張られていなかったため、午後人が増えてくるとちびっ子が公園のジャングルジムの如く群がって、人が写り込まない撮影機会を奪われてしまった。天気も良くないので明日の早朝にリトライするつもりで回避し、昨年に引き続きKC-10Aの待機列に並んだ。昨年も操縦席は座らせて貰えたのだが後部のブームオペレーター席を見損ねたため、今年も並ぶ羽目になったのだが、待っている2時間半の間にふと、地面に下ろしていたリュックサックを紛失してしまう。焦ってキョロキョロしていると後ろにいらっしゃった女性が「落とし物だと思って引き渡しました!」と10mほど先で今まさに走り去ろうとしているMPのバギーに積まれたリュックを確認したため一目散に駆け寄り、完全にアメリカ人になりきって「It’s mine!」と私のミスで置き忘れた事を説明し取り返した。しっかり管理しなさいと怒られたものの、英語がうまく通じて助かった。学生時代に受講した英語音声訓練で、日本人とアメリカ人は舌の筋力が違うと習ったので鍛えたのだが、多分発音はいいのだと思う。
ようやく一年振りにKC-10に搭乗して、今度こそ本当にお別れを惜しむ。クルーに本当に最後か尋ねたら、今年中にKC-46に交代する予定から本当に最後だねと言われてグッときた。記念撮影に応じて頂き後部のブームオペレーター席へ。中型トラックの3人シートみたいな長椅子だったが、基本的に操作は1人で対応し、他の席は教官や交代要員が座るのだそう。語彙力は乏しいのだがつい興味が湧いていろいろ聞いてしまうのも楽しいものである。ちなみに中国人がスパイ行為に近い情報収集を企てたそうなので突っぱねた事もあったそう。日本人はまだ信頼して貰えるのでありがたい話である。
雨は降らないまでも雲が厚く、結局今日はATLASのB767が降りたのとオスプレイ、ヒューイは飛んでくれたが、F-16の飛行中止が確定したので今日は早めに引き上げる事に。ゆっくり休んで、また明日の早朝からリベンジしたいと思う。